最近、JScriptを使い始めました。(※ JScript .NET ではなく、WSH上の JScriptです)
といっても、WEB アプリケーションの開発を始めたわけではなく、パソコン上でのちょっとしたテキスト加工の助けになれば・・・というつもりで、もっぱらコマンドプロンプト上で試用しています。たとえば、
- WEBブラウザでページを開き、 [編集]-[すべて選択]・[編集]-[コピー]で、内容をクリップボードにコピー
- クリップボードから取得したテキストをJScript で加工し、クリップボードに戻す
- それを、テキストエディタやExcelなどのアプリケーションに貼り付ける
というようなことができれば便利かな・・・と思ったわけです。
しかしながら、いつも使っているC++と比べると全然勝手が違うので、難渋しています。特に
変数のタイプミスをしても、コンパイルエラーにならずに、プログラムが実行できてしまう(当然、誤動作する)
という特性にはずいぶん悩まされました。「動かしてみて間違った動作に気づくまで、タイプミスに気づかない」というのはあまり生産性がよくないですね。同じ用途のVBScriptには「宣言されていない変数を使うとエラーになる」という動作モードがあるようですが、JScriptには同様のものはないのでしょうか?
「だったらVBScriptを使えば?」とも考えましたが、どうしても、いつも使っているC++に近い文法のJScriptの方が書きやすそうに思えてしまいます。このため、VBScriptは敬遠してしまいます。「ソフト開発者たるものが、この程度の柔軟性がなくてどうするか」とも思うんですけどね。
実は、ちょっと昔に、同じ用途を目指して Perl(Active Perl)を試用したこともありました。それなりに使えそうではあったんですが、
- (1)GUI上でステップ実行のできるデバッガが見当たらない
- (2)ActivePerl のインストールは面倒なので、他人(プログラミングとは無縁な普通の人)にスクリプトを配布するのには向かない
といったところが不便に感じられました。JScriptは、WindowsXP以降には標準装備されているうえ、Visual Studio でデバッグができる点がありがたいです。
JScript・WSHで一番困るのは、入門者向けのドキュメントが乏しいことです。このため、分からないことにぶつかった時には問題解決に時間がかかっています。これでは、スクリプト言語の特性といわれる「習得が容易で、すばやく作れる」というメリットも台無しです。
実際のところ、JScript・WSHを使っている人は、プログラマの集まる開発現場でもほとんど見られません。利点も少なくないプログラミング環境なのですが、入門者向けのドキュメントが乏しく、周囲に聞ける人もいない現状では、「利点の有無を理解できる程度に使ってみよう」という気が起こりにくいのは当然でしょう。
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